【BS隊活動報告】BSAキャンプ 2006.11.17~19



【活動内容】
日米合同ボーイスカウトキャンプ

【日時】
2006.11.17(金)~19(日)
集合:18:30@市役所脇駐車場
解散:10:00@市役所脇駐車場

【参加者】
スカウト:宮本、山崎、溝口、安田(航)
指導者:楠瀬BS隊長、江尻CS副長、坂本

【概要】
ボーイスカウト東京連盟と、東京近郊のBoy Scout of America(BSA)のFar East Council所属隊による合同キャンプ。実施場所は、稲城の多摩丘陵米軍レクリエーション施設内のキャンプサイト。

17日(金)
用具はすでに先週の市民まつりの撤収時に積み込んであった。他、食材は前日と当日集合までに調達。
会場のレクリエーションセンターまでは、狛江から30分弱。こんな近くにとてもよい環境。
19時半ころゲートに到着。ゲートを入る際は、米軍施設のためチェックがあり、事前に申請した人間と車両しか入れず。大人は免許証(子供は人数確認でOK)、車両はナンバー確認。

我々は、南武蔵地区の代表として参加した。あいにく(幸い?)地区の他団からの参加希望が無かったため、狛江1団のみでスカウト・リーダーが編成されて参加。
サイトは南多摩地区(稲城・日野)と合同。サイトの空きスペースにテントとタープを張る。結構狭かった・・・
21:00よりリーダー会議。顔合わせや翌日のプログラムの説明などがあり、サイトへ戻ったのは22時すぎ。

18日(土)
6時起床。朝食は肉うどん。昨夜からの放射冷却でこの秋一番の冷え込み。
8時半より班分け。1班8名で日米スカウトが半々。南武蔵地区=狛江1団は4名でちょうど1班分。手首に巻くタグが渡され、そこに班のアルファベットが記入されている。A~Xまで24班あった。
セレモニー開始前にスカウトサイン。静粛に、という意味らしい。
セレモニーでは運営のBSA側と東京連盟から挨拶があり、両国の国旗掲揚。
セレモニーの後、班ごとに集合。我々と一緒になったのは、Troop51(Tokyo American Club:在日米国人向けの児童館のような施設)のスカウトたち。
こちらのスカウト達は、まったく英語がダメだが向こうには日本人の子がいて、コミュニケーションは取れそう。
まず、班旗の作製。今日1日その旗をもってプログラムを回る。
10時からプログラムスタート。班の単位で施設内に点在する場所へ移動し、プログラムを実施。その出来栄えでポイントを得る。昼食は持参して、プログラムの合間に班で食事をとる(キャンプサイトには戻らない)。また、最初に回る場所は集中混雑防止のため班毎に指定されていた。

プログラムは10ヶ所あり、
1.班旗を立てる
2.トマホーク(斧投げ)
3.紐を張ったネットを触れずに抜ける
4.フリクションブリッジ(固定道具を使わず橋を組み立てる)
5.コンパスと歩測で目的地へ到達
6.キムス
7.漏れるコップで水をこぼさず運ぶ
8.水の入ったバケツをこぼさずロープではこぶ
9.負傷者の救出
10.高く火を起こし紐を焼き切る

これらはそれぞれ参加地区が分担して運営を行う。この中で、南武蔵地区は、水の入ったバケツをこぼさずに、ロープのみで直径5m程度の円の中心から運び出すプログラムを担当した。一緒に担当したのは町田地区と横須賀Troopの指導者。

時間内にプログラムを回り、本部へスコアカードを提出してプログラムが終了。16時~17時の間に、キャンプファイアーでのスタンツ(英語ではスキットと呼んでいた)のオーディションが実施されていた。日本側からは18地区が参加していたため、その中からスタンツを希望する地区に対してオーディションを行い3組を選抜した。
南武蔵=狛江1団は、かねてから用意していたケンダマの模範演技。従来のスタンツとは趣が違ったのと、日本の文化を紹介する側面があったため、評価は良かったようだ(そのためオーディション終了後、見せ方の指導が入ったとのこと。これを見て楠瀬隊長は選ばれると確信したと言う)

この間にリーダーは、各地区で分担して料理を持ちよる立食パーティ(ポットラック)で提供する食事の準備。南武蔵は焼きそばを担当。20食分をキャンプサイトで準備し、会場へ運んで配給の準備を整える。

17時~18時半に実施されたポットラックは、3ヶ所に会場が分かれて開かれた。南武蔵の焼きそばは、開始早々から人気で程なく売り切れた。
この間にオーディション結果が伝えられ、ケンダマは選考された。伝えられたスカウト班長の宮本くんは、責任者でもありエキスパートでもあるためか、すでに緊張感で一杯の様子。
終了時刻近くになり、店じまいの地区が三々五々撤収を始める。南武蔵のキャンプサイトへ戻ったのは、18時半過ぎ。19時半集合のキャンプファイアーまで、つかの間の休息。しかし、スカウト達はケンダマの練習に余念がない。

19時過ぎに、キャンプファイアー会場へ到着。通常のファイアーと違う点は、中央に焚き火台をおいておらず、センターは舞台スペースになっている(舞台正面がある)。参加者は思い思いにランタンを照明として持ってきている。
運営側からの挨拶の後、スタンツの交歓会。
順番は知らされていなかったため、出番にドキドキ・そわそわのスカウト達。日・米・日・米と来たが呼ばれない・・・なんとトリである。

さて次に、と思ったところで、スタンツ交歓会が一時中断され、
本日実施されたプログラムでのスコアが高かった優秀班が表彰される。
なんと南武蔵地区班は2位!
プログラムでの様子を見ていても、日米のスカウト同士が打ち解けてプログラムに取り組んでいたところは、総じて成績が良かったのではないかと思っていたが、我がスカウト達はすばらしい結果を残してくれました。

いよいよケンダマスタンツ。
東京連盟の運営担当の方の通訳を交えながら、ケンダマの紹介と実演。
班長の宮本くんを解説役に、他の3人で実演。大皿小皿中皿と、何度か試みるうちに全員成功。 みんなテンション高い!
次にエキスパートの宮本くんが剣に刺す技や、連続技を次々と披露し、場内は大喝采。こんなに盛り上がるとは正直想像もしていませんでした。
最後に、希望するスカウトに体験させようと募ったところ、観客だったスカウト達が我も我もと舞台エリアへなだれ込んできて、収拾のつかない状況に・・・
キャンプファイアーを完全に自分達の舞台にしてしまったスカウト達に脱帽。 みんなよく頑張った。

その後、班旗を並べてフラッグショー。特にBSAはフラッグをチームの象徴として大切にしているようである。並んだフラッグを背景に、BSAの運営責任者の方が主導して、両国のスカウトに相手の国の言葉で全員がスカウトの誓いを述べる企画が行われて閉幕。

スタンツの興奮が覚めやらぬスカウト達は、スタンツの体験コーナーで提供できずに残ったケンダマを記念として渡しに、Troop51のキャンプサイトへ立ち寄り、スカウト同士のケンダマ交歓会。
サイトに戻ったときには9時半を過ぎていた。

19日(日)
朝6時起床。本日は朝食後撤収。施設のゲートを10時までに出なければならない。朝食は焼きそばに使った鉄板でパンとソーセージを温めて、ホットドック。
片づけが終了したサイトから本部に申告して、火の始末、ゴミの清掃などを運営委員にチェックしてもらう。共同で使用していた南多摩地区は一足先に撤収が終わり、責任者の方を我々が終わるまで待たせてしまい、ご迷惑をおかけしてしまった。
昨日は快晴であったが、今朝は曇りでゲートを出たあたりで雨がポツリポツリ。施設を出ると景色も現実の世界に突然戻り、ものの30分足らずで狛江市役所へ帰着。
別空間と別環境がこんなに身近なところで体験できて、スカウト達は今回のキャンプに参加して得ることが多かったのではないかと思う。

ボーイ隊 坂本朗

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